子宮頸がん・尖圭コンジローマワクチン
子宮頸がん・尖圭コンジローマについて
子宮頸がんにおいては、日本で毎年10,000人もの女性が新たに子宮頸がんにかかっており、特に20~30歳代の若い女性に急増しています。
尖圭コンジローマにおいては、15~29歳の若年女性に多く発症し、治療に工夫がなければ、再発をくり返します。
子宮頸がんと尖圭コンジローマの原因
子宮頸がん、尖圭コンジローマはウイルスの型(タイプ)が異なりますが、同じヒトパピローマウイルス(HPV)の感染により起こります。
HPVは、人の皮膚や粘膜にいるごくありふれたウイルスです。
HPVには多くの種類があり、 その数は100種類以上にもなります。
そのうち、以下のHPVの型が子宮頸がん・尖圭コンジローマの原因になっています。
将来、子宮頸がんになるリスクのあるHPVのタイプは8つの型(16、18、31、33、35、45、52、58)、尖圭コンジローマの原因となるHPVのタイプは2つの型(6、11)です。
診察について
ワクチン接種ご希望の患者様は下記までお問い合わせください。
TEL 078-391-2246
妊娠中の尖圭コンジローマ母子感染について
妊娠している女性が、尖圭コンジローマを発症していると出産するときに産道で、赤ちゃんにHPVが感染してしまう可能性があります。
膣内にコンジローマが多発している場合や非常に大きなコンジローマでは、帝王切開が必要になることがあります。
また生まれてきた赤ちゃんがHPVに感染した場合、極稀ですが再発性呼吸器乳頭腫症(RRP)を発症してしまうことがあります。
この場合、一生を通して声がかれたり、イボが大きくなることで呼吸困難になり、命にかかわることもあります。イボを取り除くため、10回、20回と手術を繰り返すことも稀ではありません。