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01:低用量ピル(OC)について 02:アフターピルについて

01:低用量ピル(OC)について

低量OCはヨーロッパやアメリカに遅れること40年、日本では平成11年にようやく発売されるようになりました。
現在世界で約2憶人の女性が服用していますが、日本では未だに昔のピルのイメージが強く、恐い薬と思われています。
はじめに私が低量OCについて伝えたいことを3つ述べます。
 
1.昔のピルとは中身も量も全く異なる別物
2.避妊(妊娠しない)作用だけでなく、他に多くのメリットがある
3.副作用はほとんどない
 
低量ピルは避妊薬であると同時に、女性のホルモンのシステムを整え、お肌に潤いを与え、生理痛や生理前のイライラをほとんどなくす作用があります。
低量OCは昔のピルとは中身が違います。世界ではもう1億人以上の女性が服用しています。なぜか日本だけは普及していません。
 
低量ピルに含まれるエストラジオール(女性ホルモン)によってヒアルロン酸が増加し、肌の潤いにつながるのです。また、低量ピルによって遊離テストステロンが抑えられます。これでにきびがよくなるわけです。
効果は以下の図を見て下さい。 ピルのにきびに対する改善効果
1.月経に関する効果
・月経周期が規則的になり、調節が可能
・月経痛や月経前緊張症の緩和
・月経量の減少
・貧血の改善
 
2.排卵抑制
・排卵痛の軽減
・排卵嚢腫の減少
・卵巣ガン・子宮体ガンの減少
・ほぼ100%の避妊効果
 
3.良性疾患・悪性腫瘍の防止
・卵巣嚢腫の減少
・良性の乳房疾患の減少
 
4.その他
・骨盤内感染症の低下
・更年期障害を経験しなくて済む
・子宮内膜症の減少
・ヒアルロン酸増加による肌の保護
・性交のスムーズ性
・膣炎の予防と治療
 
ただし、下記のような病状や状態の人は、注意して飲む必要があります。
・乳ガン・子宮体ガン・子宮筋腫にかかっている
・血栓症(血管内に血のかたまりができる病気)にかかっている
・35歳以上で1日15本以上タバコを吸う
・糖尿病など耐糖能異常といわれたことがある
・心臓・肝臓・腎臓に病気がある
・コレステロール値や中性脂肪・血圧が高い
・現在妊娠している、または妊娠している可能性がある
・現在授乳している  など
 
また、いつでも服用をやめても大丈夫です。もともとピルは妊娠しにくい人の為にあったものです。よって、2~3ヶ月でも服用をやめると、自然な月経周期が起こり妊娠が可能となります。
飲むのを止めてから月経再来までの日数
月経再来までの日数 月経再来率(%)
~30日 36.4~49.3
~60日 71.2~96.3
~90日 85.4~99.5

Q1.低量ピルの効果はいつからあるの?
 A.月経初日から飲み始めれば、低量ピルを続けて服用している限り避妊効果は続きます。
 
Q2.低量ピルを飲むと太るの?
 A.昔のピルはホルモン量が多く太る原因の成分が入っていました。しかし、現在使用されている低量のものではほとんどの場合そのようなことはありません。
 
Q3.低量ピルを飲むとガンになりやすくなるの?
 A.逆に減るケースが多いです。(卵巣ガン・子宮体ガン)
 
Q4.長期に飲み続けても大丈夫?
 A.例えば20歳から40歳まで飲み続けることが可能で、避妊効果が必要であれば服用期間に制限はありません。
 
Q5.毎日同じ時間に飲まないとだめ?
 A.低量ピルはできるだけ毎日同じ時間に飲むのが理想ですが、毎日きっちり同時刻に夕食をとることが少ないように、多少のずれについては問題ありません。すでに服用されている方は携帯電話のアラームをセットしたり、毎日必ず行うこと(例えば食事・歯磨き・就寝など)の前後に習慣にしてしまうなど、飲み忘れないように色々と工夫されているようです。
 
Q6.お酒を飲むことが多いけれど、影響はないの?
 A.特に問題はありませんが、お酒の飲みすぎで飲み忘れないようにしてください。また、吐いてしまい低量ピルの成分が一緒に吐き出されてしまった場合は十分な避妊効果が得られなくなる場合がありますので、飲みすぎには注意をしましょう。
 

02:アフターピルについて

アフターピル・緊急ピル・緊急避妊ピル(ECP)・モーニングピル・妊娠予防ピル・性交後避妊・緊急避妊法等、色々な呼び方がありますがすべて同じ意味です。
さて、アフターピルとは具体的には、避妊をしないでセックスをしたり、コンドームが外れたり、破れたりする場合に、妊娠しないようにする方法のことを言います。
ただしこの方法は、完全に予防できるわけではありません。あくまで妊娠する可能性(確率)を下げる意味しかありません。
ですから、レイプ被害のケースやレイプまがいのセックス、また絶対に妊娠したら困るケースにおいて、ある程度妊娠を防げる方法があることを知っていることに意義があると思います。
 
今、日本でよく行われている緊急避妊法は、1970年代に考案された『ヤッペ法』といって、中・高用量ピルをセックスの後72時間(3日)以内に2錠服用し、さらに12時間後に2錠服用する方法が多く行われています。
この方法は妊娠を防止する効果が75%といわれていますが、主な作用は排卵を抑制し遅らせるわけですから、排卵前のケースに限ってではないかと思われます。
よって、排卵時、また排卵後にはこの方法が効くとは考えにくいです。
 
私のアフターピルの考え方は2点ほどヤッペ法とは異なります。
現在は経膣式エコーによって卵胞の大きさやはりがかなり正確に観察されます。
ですから、避妊に失敗したセックスがあって、72時間(3日間)をこえていても、排卵前であれば、充分効果は得られるケースがあると思います。
もちろん早い時期の投与が効果的なことに異議はありません。
 
次に排卵時、または排卵後のケースについて、12時間の間に4錠を飲む方法では、とても効果が得られるようには思えません。
あくまで着床しないようにすべきだと思います。
 
すなわち排卵して受精するのに1日以内、受精して着床するのに6~7日間かかることを考えると、来院時がそのアクシデントより早期であれば一相性のOC(1日2錠)を4日or 5日投与し、消退出血を期待するのも一法だと考えられます。
 
また、そのアクシデントより7日後(着床前)に、子宮内膜をイソジン棒でこすりつける事も併用すれば、なお着床しにくいと思われます。
ですから排卵時、排卵後の予防策としては、ケースに応じて手段を色々組み合わせることが大切だと思います。
アフターピルのご相談お受けします 三宮の婦人科 取り扱いピルのご紹介
  • トリキュラー28・21
  • マーベロン28・21

2,500円[1シート]
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