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子宮頚部異形成(CIN)治療法(円錐切除術)

子宮頚部異形成(CIN)治療法(円錐切除術)

子宮頚部異形成(CIN)治療法(円錐切除術)について

現在行われている治療法は以下の4つです。

  1. CO2(炭酸ガス)レーザーやYAGレーザーによる蒸散術
  2. CO2(炭酸ガス)レーザーやYAGレーザーによる円錐切除術
  3. コールドナイフによる円錐切除術
    元来より行われている治療法で、組織の変性が加わらず術後の正確な病理診断が得られることが利点です。病院の方針や術者にもよりますが、必ず入院が必要で、現在でも2泊から長い所では10泊の入院をしている施設が多いようです。
    また、術後の子宮の頚管の狭窄(狭く細くなること)は他法にに比べて多いと思います。
  4. 谷口式LEEP(高周波円錐切除)法

当院では①②③の方法の利点や欠点を考えた上で④谷口式LEEP(高周波円錐切除)法を採用しています。

谷口式LEEP(高周波円錐切除)法

高周波の電流を用いたループ型電極による切除治療と、その切除した組織を10~14分画に切離し標本として病理学的検査を行う方法です。

図のように行います。

谷口式LEEP(高周波円錐切除)法の特徴

長所

  • 局所麻酔と静脈麻酔を充分にするため寝ている間に痛みもなく、ほとんど出血しません。(約10分)
  • 切除できる検体の中を切除器の角度や大きさによって選べます。
  • 切除部位が足りないと思えば凝固器に変えて、その部位を凝固追加できます。
  • 術後2時間程、お休みいただいた後、日帰りで帰宅できます。

短所

  • 切除した部位だけは熱変性するので、その部位は病理学的診断では難しいことがあります。
  • 早産率は少し高くなります。(流産率は変わりません。)

当院の谷口式LEEP(高周波円錐切除)法を行う対象の患者様

  1. CIN3(高度異形成と上皮内癌)
  2. CIN2(中等度異形成)では
    • HPVの型判定でワースト7(16、18,31,33,35、52,58の型)が1年または2年消失しない場合
      (具体的には、4ヶ月または6ヶ月毎の組織診とHPVハイリスクテストで行います。)

谷口式LEEP(高周波円錐切除)法の術後

術後、約3ヶ月後に液状化細胞診を行います。
そして4ヶ月後にはHPV型判定の検査を行います。

現在まで、約95%は細胞診での正常化、HPVワースト7の消失を確認しております。

子宮膣部のひどいびらん(ただれ)の治療

当院では、子宮頸部焼灼法を谷口式高周波凝固法で行います。

炎症性(出血性)子宮頚部びらんとは、子宮の入口が赤くただれており、大きくて深く、常に黄色いオリモノが多く、時々生理以外の出血がみられるケースです。
約90%の方は、膣内洗浄と薬の投与を定期的に行うことで軽快はしますが、全く効果が出ない方には図の器具を使用してただれを無くしてしまうことで、オリモノも減り出血もなくなります。
局所の麻酔を十分に行い3~4分で終わります。
ただれが綺麗になるまでには4~6週間程かかります。